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令和 4年健康福祉常任委員会(12月)-12月14日-01号
令和 4年総務常任委員会(12月)−12月14日-01号

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  1. 町田市議会 2022-12-14
    令和 4年健康福祉常任委員会(12月)-12月14日-01号


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    最終取得日: 2023-04-15
    令和 4年健康福祉常任委員会(12月)-12月14日-01号令和 4年健康福祉常任委員会(12月)              健康福祉常任委員会記録 1 日時  令和4年(2022年)12月14日(水)午前10時 2 場所  第1委員会室 3 出席者 副委員長 森本せいや       委員 秋田しづか 小野りゅうじ いわせ和子 佐々木智子 おぜき重太郎          吉田つとむ 山下てつや 4 欠席者 委員長 石川好忠 5 出席説明員       地域福祉部長 保健所長 臨時接種担当部長       市民病院事務部長 市民病院次長       その他担当管理職職員 6 出席議会事務局職員
          議事係担当係長 佐藤義男       調査法制係担当係長 小川政孝       担当 五十嵐大悟 7 速記士 植木那津子澤速記事務所) 8 事件  別紙のとおり  ────────────────────────────────────        健康福祉常任委員会審査順序                        令和4年(2022年)                     12月14日(水)午前10時                             第1委員会室  1 市民病院  (1)行政報告 町田市民病院第4次中期経営計画(2022年度~2026年度)の進捗状況について(2022年度上半期)  (2)行政報告 内視鏡手術支援ロボットの導入について  2 地域福祉部  (1)第101号議案 令和4年度(2022年度)町田市一般会計補正予算(第6号)  (2)行政報告 相原地区及び小山地区における地域福祉コーディネーターの導入について  (3)行政報告 「(仮称)まちだユニバーサル社会推進計画(第3次町田市福祉のまちづくり推進計画)」の素案に係る市民意見募集結果及び計画策定について  3 保健所  (1)第101号議案 令和4年度(2022年度)町田市一般会計補正予算(第6号)  (2)行政報告 新型コロナウイルスワクチン接種事業について(その7)  4 特定事件の継続調査申し出について  ────────────────────────────────────              午前10時1分 開議 ○副委員長 ただいまから健康福祉常任委員会を開会いたします。  今期定例会におきまして、当委員会に付託されました案件について審査を行います。  審査順序につきましては、お手元に配付してあります委員会審査順序に従い進めてまいりますので、よろしくお願いいたします。 △行政報告町田市民病院第4次中期経営計画(2022年度~2026年度)の進捗状況について(2022年度上半期)) ○副委員長 行政報告町田市民病院第4次中期経営計画(2022年度~2026年度)の進捗状況について(2022年度上半期)を議題といたします。  本件について、担当者の報告を求めます。 ◎市民病院事務部長 おはようございます。  それでは、町田市民病院第4次中期経営計画(2022年度~2026年度)につきまして、2022年度上半期の進捗状況がまとまりましたので、担当者よりご説明を申し上げます。 ◎経営企画室長 それでは、ご説明させていただきます。  タブレット会議資料の80_市民病院_行政報告資料_町田市民病院第4次中期経営計画(2022年度~2026年度)の進捗状況について(2022年度上半期)をご覧ください。  まず、タブレットの4分の1ページをご覧ください。  まず、表の見方でございますが、一番左から、項目及び中期経営計画の目標値でございます。その次が年度ごとに定めております事業計画の目標値でございます。その次が事業計画目標に対する結果で、その次が事業計画目標に定めております主な取組内容ということでございます。その次が2022年度の上半期の実績でございます。  それでは、説明させていただきます。  まず、項目の1、良質な医療の提供でございます。  (1)患者満足度の向上です。患者満足度調査を9月から10月にかけて実施いたしました。今年度から患者満足度調査を外部委託いたしまして、他の医療機関とのサービス比較ができるベンチマーク方式に変更したところでございます。  続きまして、(2)情報提供の充実でございます。ホームページへのクリニカルパス掲載につきまして、病院のホームページへの掲載方法を含めて検討中ということでございます。  (3)医療連携の推進でございます。紹介率でございますが、75.5%となりまして、2021年度の上半期実績と比べ3.2ポイント増加となっております。新型コロナ感染拡大もございまして、目標値を1.5ポイント下回りましたが、紹介制限を行うことなく患者受入を行ったところでございます。一方、逆紹介率でございますが、61.4%となりまして、こちらは、昨年度、2021年度の上半期実績と同じ水準ということでございます。  (4)入退院支援の充実でございます。入退院支援件数でございますが、こちらは半年の件数でございますが、1,097件となりまして、昨年度の上半期実績と比べて22件の増加となっております。多職種で連携することによりまして、入退院支援が必要な患者さんに対しまして、個々の状況に応じて寄り添った支援をしているところでございます。  (5)病院機能評価の更新でございます。こちらは、予定どおり、11月10日、11日の両日、受審をさせていただきました。今月、12月の下旬から1月の初旬にかけて結果の中間報告を受ける予定でございます。  (6)医療安全・感染防止対策の推進でございます。前年度に引き続きまして、今年度も新型コロナ対策のため動画視聴を中心に実施をしたところでございます。前期の受講率につきましては医療安全講習会感染対策講習会ともに100%ということでございます。  (7)病院職員安定確保でございます。現在、常勤職員につきまして、施設基準を満たす人員を確保しているところでございます。事務部におきましては、病院事務の専門的な知識を有する職員の採用、また、看護職の安定的な確保及び離職防止を図るため、看護師への処遇改善を行ったところでございます。  1ページおめくりいただきまして、項目の2、5疾病5事業の医療提供体制確保と充実でございます。  まず、(1)がんでございます。悪性腫瘍手術件数につきましては、半年当たりで334件となりまして、昨年度の上半期に比べて11件増加をいたしました。内視鏡手術支援ロボット、ダヴィンチの導入でございますが、施設改修が完了しておりまして、2月に初症例の手術が行えるよう準備を進めております。詳しくは、この後の行政報告にてご報告をさせていただきます。  (2)脳卒中でございます。こちらは、昨年度と比べまして、脳神経内科の医師が1名減となったこともございまして、半年当たりの新入院患者数につきましては300人ということでございます。昨年度の上半期に比べまして63人下回ったところでございます。  (3)心疾患でございます。循環器の入院患者数は半年で295人となりまして、昨年度の上半期と比べまして94件減少ということでございます。病棟での院内感染の発生等によりまして、病床の使用が制限されたことで、救急の受入制限、あるいはICUの回転率の低下が生じたところから、目標値及び前年度の上半期実績を下回ったというところでございます。  (4)救急医療でございます。病棟での院内感染の発生によります救急車の受入制限によりまして、救急車による受入患者数につきましては1か月当たり365人となっております。昨年度上半期の実績と比べて14人の減となっております。医師を交えての町田市消防署との意見交換会を開催するなど救急隊との連携強化に努めてまいりました。  (5)災害医療でございます。南多摩保健医療圏災害拠点病院間における通信訓練を2023年、年明けの2月頃に実施をさせていただく予定です。防災ファクスや災害時掲示板、広域災害救急医療システムEMISを利用した通信訓練を実施する予定でございます。  (6)小児医療でございます。新生児内科を除きます小児科の入院患者数でございますが、1日当たり6人ということで、昨年度の上半期実績と比べて1人減少というところでございます。こちらは、昨年度上半期、RSウィルスの流行がございまして、入院患者が増えたというところで、今年度比べますと、昨年度に比べて1人減少というところでございます。5月に小児内分泌外来を開始いたしまして、診療の質の向上及び患者数の増加に努めたところでございます。  (7)周産期医療でございます。母体搬送件数につきましては半年当たりで31件となりまして、昨年度実績に比べて6件の減少ということでございます。南多摩保健医療圏で唯一の地域周産期母子医療センターとして、今後も積極的な受入れを進めていきたいと考えております。  次のページに移りまして、1ページおめくりいただきまして、項目の3、健全経営の推進でございます。  (1)病床の安定的稼動でございます。前年度に引き続きまして、東京都からの新型コロナ専用病床確保要請に応じつつ、二次救急医療との両立に努めてまいりました。新型コロナ感染拡大に伴います病床利用制限等によりまして、病床利用率は66.5%となりまして、昨年度の上半期実績と比べて5.0ポイントの減少となっております。ポストコロナ、コロナ後を見据えまして、HCUの開設など急性期病院としての機能強化に取り組むことで、自立した病院運営を目指してまいります。  (2)診療単価の上昇でございます。入院単価につきましては6万9,671円となりまして、昨年度の上半期実績と比べ1,300円余り増加というところでございます。2022年度の診療報酬改定に伴いまして、新たな施設基準を取得したことによりまして、単価の上昇につなげたところでございます。一方で、外来単価につきましては1万2,406円ということで、昨年度の上半期実績と比べて515円の減少となっているところでございます。  続いて、(3)医業費用の適正化でございます。こちらの中から、薬品費の比率につきましては12.5%となりまして、昨年度に比べて0.4ポイント増加というところでございます。目標値には届かなかったところではございますが、購入に当たりまして競争見積、あるいは価格交渉を実施した結果、値引率につきましては15.2%ということで、全国平均を2.2ポイント上回ったところでございます。  (4)効率的な手術室等の運用でございます。手術件数につきましては、半年で6,190件ということで、昨年度の上半期実績と比べて105件増加をしております。手術室の実施状況を分析いたしまして、効果的かつ効率的に運用できるように改善に努めているところでございます。  1ページおめくりいただきまして、最後の項目、4、人材育成と働き方改革の推進でございます。  (1)職員満足度の向上及び(2)働き方改革への取組でございますが、職員の柔軟で多様な働き方、あるいはワークライフバランスの実現を図るために、8月から時差勤務を導入いたしました。また、医師の働き方改革における医師労働時間短縮計画を策定いたしまして、今後は2024年度の開始に向けまして、三多摩の公立病院情報共有を図るとともに、診療科ごと宿日直許可の取得に向けた施策に取り組んでまいります。  報告は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○副委員長 これより質疑を行います。 ◆吉田 委員 最初に、Wi-Fiの拡充というのがあったんですけれども、これは、先生方とか看護師が使われるためのものに限定されているのか、それとも、我々は中では止めてくださいとか、使わないでくださいとかと言われていましたけれども、そういうのも今度はフリーになるんでしょうか。 ◎施設用度課長 今年度の拡充につきましては、患者様についても、これまでは外来の一部の場所、それから、病棟については談話室等だけに限っていたんですけれども、一般の病室等でも使用できるように拡充いたしました。 ◆吉田 委員 そうしたら、随分と今までの対応と変わってくるんだなと、我々もペースメーカーとかをつけている人に対して影響が出るというようなことで気にしておったんですけれども、この種の段階になってくると、もうそのことは考えないで、お見舞いはまだ行けないけれども、自分が入院したときとか、いずれお見舞いに行ったときとか、そのことも含めてフリーになるんでしょうか。 ◎施設用度課長 近年、医療機器のほうが大分改良されておりまして、電車についても、今までは優先席は必ずオフにしてくださいと言っていたのも、混雑時のみとかということで緩和されてきているというような状況でございますので、基本的にはご心配なく使っていただけるとなっております。 ◆吉田 委員 安心しました。そんなふうに皆さんにもご案内します。  あと、その後の2026年までの計画の分についての進捗状況の話の分です。これはほかの人も大勢質疑されると思いますが、1点だけ聞いておきますけれども、今の報告で、今年度、コロナの関係で減少したというのが幾つかありますけれども、この先の計画というのは、この減少を見込んだ計画で練り直すんでしょうか。それとも、来年度以降とかというのはもともとの計画のとおりに設定されるんでしょうか。 ◎経営企画室長 今後、こちらの5年間の中期経営計画につきましては、コロナ禍という影響に関しては基本的には想定をしておりません。今後につきましても、コロナ禍といったところは基本的には見込まない形で考えております。特に見直しというのは、今のところは考えておりません。 ◆山下 委員 まず、今のことに関連してなんですけれども、影響に対する見直しと、あとは、国が今、コロナというか感染症対応をするための医療体制の見直しによる、そういった広義の意味での影響というよりは、いわゆる町田市民病院体制自体の見直しというのが考えられると思うんですけれども、そういった点については反映されているのか、されていないのか。また、反映されるとしたら、例えば、病床の確保なんかについて言えば、どういうふうに考えられるのかとか、ここですぱっとした回答をいただけるかどうかは別として、状況をちょっと確認したいんです。 ◎経営企画室長 5か年の中期経営計画につきましては、先ほどお伝えをいたしましたとおり、コロナ禍の影響というのは基本的には盛り込んでいないというところでございます。それは、やっぱり、今、委員からもお話がありましたように、国から、あるいは都から、いろいろな形で施策と言いますか方針が出されます。それによって対応する部分に関しては、もちろん中期経営計画というのはフィックスしたものということで考えておりますけれども、その一方で、事業計画というものを毎年市民病院として策定いたします。当然、中期経営計画をベースにしながら、その年、その年度の事業計画というのを併せて策定をさせていただきます。そちらの中で、臨機応変にと言いましょうか、その年度ごとの事情に合わせ、状況に合わせて取り組んでいくというような流れになっております。 ◆山下 委員 その辺のいろんな影響下、いわゆる体制の見直しによる影響下であったり、その都度都度の感染症対応のための影響であったりとかというのが混在するというか、分かりづらいという意味では、そういう事業計画の見直しがあったときには、適宜、行政報告がまたいただけるといいのかなと思いました。この点については、また改めてチェックをさせていただければなと思っています。  先ほど、1点、気になる件があったんですけれども、小児医療のところなんですけれども、今、小児の関係でいえば、私の受け止め方からすると、結局、例えば、不登校とか、そういったことに影響が出ていますけれども、子どもの精神的な状況によって入院されるケースは非常に増えているという中にあって考えると、一方で、そういう意味では、小児全体でいえば、病床の確保というのがどういう診療科によるかとありますけれども、全体としては足りていないのかなというふうな認識があったわけなんです。ここで見る数字からすると、いわゆる小児の入院患者というのが目標値に達していないということで記載はされているわけですけれども、これは今おっしゃっている影響を受けてこういう数字になっているのか、病院の中での課題なのか、それとも、もうちょっと全体的なものとして何か課題があって目標に達していないのか、むしろこれが普通なんですよということなのか、その辺のことを詳しく聞きたいと思うんです。 ◎経営企画室長 こちらの目標につきましては、お子さんの課題、あるいは問題というのは、様々、広範囲にわたるところがございます。その中で、今まで公立病院として役割等を担ってきた部分というのは、かなり大きい部分がございます。その状況を見つつ、あるいは、その一方で、体制といったところも含めて、市民病院として対応できる数と言いましょうか、キャパシティーの部分を検討した結果と考えております。その状況を見ながら、当然、先ほどの事業計画のお話もさせていただきましたが、その状況、いろいろな環境変化といったところも含めて、どういう形で対応できるかというのは、その都度、検討していきながら進めていきたいと考えております。 ◆山下 委員 そうすると、今の体制という中でもう少し詳しく伺いたいと思うんですけれども、いわゆる新型コロナへの対応というのは、今までのような病床の使い方が、あとは棟全体の使い方ができないという状況があるわけですけれども、小児病床確保自体にも影響していると考えたほうがいいわけなんですか。そういうことに起因する目標値の設定に対する現状の数字があると、病床が確保できないために、こういう数字が出ているということなんでしょうか。 ◎経営企画室長 こちらの内容につきましては、中期経営計画は、先ほどお伝えをいたしましたとおり、いわゆるコロナの影響というのは加味していないという状況でございます。コロナによる影響といったところは、中期経営計画以外、例えば、事業計画の中でとかといった形で、ちょっと外出しで進捗は確認をしていきたいと考えております。少なくとも、こちらの数字、目標設定に関しては、コロナの影響は受けていないというところでございます。 ◆山下 委員 そうではなくて、小児のために確保されているところが別なことに使われているということなのか、それとも、間接的に病床の確保ができなくなっているのかということをお伺いしたいということなんです。 ◎市民病院総務課長 今の委員のお尋ねの件ですけれども、コロナの影響で小児及び産科もついているんですけれども、病床的には影響は受けてはございません。今年度、市民病院で病棟のクラスターが発生した事例もあるんですが、発生しているのは成人、大人の病棟ということで、小児、産科のほうは影響を受けずに、病床のほうも特にそちらのほうが影響して稼働したという形ではございませんので、病床は安定的に確保ができているところでございます。 ◆山下 委員 市内の中核的な公立病院であるという点からすると、私の認識では、小児病床全体が確保できていないと、足りないんじゃないかというような認識を持っていたんです。そういった点での情報共有の中で、市民病院の病床の状況というのを、例えば有効活用するとか、そういったことというのは、あまり話としてはなかったのか、それとも、もともとそういう状況ではなかったよということだったのか、むしろ私の状況認識が間違っているよということなのか、その辺も確認ができればなと思うんです。 ◎市民病院総務課長 小児の病床数につきましては、当然のことながら、病院全体の病床数の中で、小児に必要な病床というのは必要なものは病院内で検討はして、今の病床数というような形となっております。その数が、今、委員のご指摘ですと足りていないんじゃないかというような懸念をされているというところもあるかと思いますが、では、今、市民病院ですぐ増やすとかというような検討にまでには至っていないというような状況でございます。 ◆秋田 委員 入退院の支援について伺いたいんですけれども、多職種連携で解決いただいているということなんですが、患者さんによって課題とか背景は様々だと思うんですけれども、具体的にはどのようにアプローチしていくのか、何かのタイミングでアンケートを取ったりするのか、どうすれば相談につながることができるのか、伺えればと思います。 ◎医事課担当課長 まず、アンケートについてですけれども、アンケートは今行っておりませんので、そういったデータは、すみません、持ち合わせておりません。多職種での介入ということですけれども、入院したときに退院支援の看護師、ソーシャルワーカーあと病棟看護師長等、病棟のスタッフ等カンファレンスも行っております。そこから医師、例えば、リハビリをしている方だったらリハビリ理学療法士だったり、あと栄養士とか、いろんな方とカンファレンスをしております。  相談内容はいろいろで、やはり経済的な問題だったり、退院困難ということでおうちに帰れないとか、家の受入れがというところで、今度、そうなったときには地域につなぐというところで、地域のケアマネジャーだったり、あとは、高齢者支援センター等ともやり取りというところで、行政につなぐこともあります。あとは社会的問題だったり、経済的というところがありますので、そういった患者さん個々のいろいろな問題に関わっております。  介入のほうも、担当の医師が気づいて依頼を出して、相談室のほうに連絡をくれたりというところで、あと、退院支援の看護師のほうが入院した全患者さんに退院支援が必要か、おうちに退院するまでに何か必要なことはないかというところでスクリーニングを全患者さんにして、退院支援が必要な方に支援を行っている状況です。 ◆秋田 委員 ありがとうございます。入り口の部分については、スクリーニングで全ての方にということで理解いたしました。例えばなんですけれども、子育て中の方が退院後の子育て環境だったり、家事の支援など、家族のことだから自ら支援を求められない方だったり、あるいは、渦中にいると自分が支援が必要だということを認識できない方もいらっしゃると思うんですけれども、そういう方が支援につながる仕組みについては、スクリーニングで拾えるようになっているんでしょうか。 ◎医事課担当課長 スクリーニングでももちろん、ただ、スクリーニングのほうは退院支援というところで、退院困難だったりというところですので、そういった子育てとかというところでは、主に産婦人科病棟に入院される方だったりとか、ほかの病棟でもですけれども、気づいた看護師のほうから、主にそういった患者さんには医療ソーシャルワーカーのほうが介入しますので、そちらに連絡が来て、チームで話合いを行って、あと、子ども家庭支援センターだったりというところで、市役所だったり、地域にというところで、あと、本当に必要があれば児童相談所ということも、そこに情報提供するというところ、お互いに情報共有をしてつないでいくということは行っております。 ◆おぜき 委員 病床の安定的な稼働というところで数点質疑します。  病床の利用率というのが目標が81%に対して66.5%でしたよと、しかしながら、コロナを除くと83.2%でしたよということなんですが、これは、要するに、上半期はコロナ病床の稼働率が低かったということでしょうか。 ◎市民病院総務課長 コロナ病床の稼働が悪かったということではなくて、一般病棟を閉鎖したということの影響が一番大きいところでございます。 ◆おぜき 委員 ということは、一般病床が閉じている間が稼動していないから、その分が下がったという理解ですね。分かりました。  ちなみに、1個確認なんですけれども、そうすると、この表によると、どういう見方をすればいいんですか、66.5%、コロナ関連病床を除いた場合、83.2%というのは、私は、単純にこれを読んで、一般的なものとコロナ用の病床を分けた計算をしているのかなと思ったんですが、そういうわけではなくて、今後、普通に稼動、1回閉じたものがまた開き出せば目標に近づいていくという理解でいいということでよろしいですか。そこだけ確認させてください。
    経営企画室長 おっしゃるとおりでございます。今稼動していない閉鎖している病床、病棟に関して、今後、活用といったところを検討させていただいて、そちらが稼動が始まれば、この目標にどうやって近づけていくかといったところを引き続き取り組んでいきたいと考えています。 ○副委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○副委員長 これをもって質疑を終結いたします。  以上でただいまの行政報告を終了いたします。 △行政報告内視鏡手術支援ロボットの導入について) ○副委員長 行政報告内視鏡手術支援ロボットの導入についてを議題といたします。  本件について、担当者の報告を求めます。 ◎市民病院事務部長 このたび町田市民病院に最新の医療機器である内視鏡手術支援ロボットを導入いたしましたので、ご報告いたします。  詳細につきましては、担当よりご説明いたします。 ◎経営企画室長 それでは、内視鏡手術支援ロボットの導入につきましてご説明をさせていただきます。  タブレット会議資料、81_市民病院_行政報告資料_内視鏡手術支援ロボットの導入についてをご覧ください。  それでは、タブレットの2分の1ページをご覧ください。  町田市民病院に最新の医療機器でございます内視鏡手術支援ロボット、ダヴィンチを導入いたしました。町田市民病院が属します南多摩保健医療圏医療機関では、初めての導入となります。現在は、医師や医療従事者のトレーニングなど手術に向けた準備を進めておりまして、最初の手術につきましては、2023年2月頃を予定しております。 それでは、資料の項目の1でございますが、ダヴィンチ(Da vinci X)とはでございます。ダヴィンチでございますが、腹腔鏡や胸腔鏡などの鏡視下手術をサポートする医療機器でございます。このダヴィンチを使用する手術をロボット支援手術と呼んでおります。ロボットという名前でございますが、ダヴィンチが自動的に手術を行うわけではなく、トレーニングを積んだ医師が遠隔で操作をして手術を行うものでございます。  タブレットの2分の2ページの写真1をご覧ください。ダヴィンチは、①のビジョンカート、②のペイシェントカート、③のサージョンコンソール、こちらの3つの機器によって構成をされております。手術は、患者さんのお腹に空けた小さな穴から、写真の2にございます②のペイシェントカートのアーム、こちらは拡大図でございますが、アームに取り付けたカメラと手術器具を体内に入れて行います。執刀医は、③のサージョンコンソールに座ってアームを遠隔で操作をして手術を行います。手術の様子は①ビジョンカートのモニターに映し出されます。  資料1ページ目に戻りまして、項目の2、ダヴィンチによるロボット手術のメリットを3点ご紹介させていただきます。  まず、(1)低侵襲、いわゆる患者さんの体への負担が軽いという点でございます。従来の開腹手術に比べまして、数か所の小さな穴から手術が可能でございます。出血が抑えられて、患者さんの体への負担が軽減をされます。  (2)高精度かつ高い安全性でございます。先ほどのアームに取り付ける手術器具につきましては、人間の手首と比べると可動域が圧倒的に広く、これまで行うことが難しかった複雑な作業も可能となります。さらに、手振れ補正機能がついておりますので、高い集中力が必要とされる細かな作業も正確に、より安全に手術が行えます。  (3)3Dビジョンです。従来の鏡視下手術では、いわゆる二次元の画像を基に手術を行っておりましたけれども、今回のダヴィンチによるロボット手術では3Dの立体画像を見ながら手術が可能です。また、ズーム機能も搭載されております。  続きまして、項目の3、市民病院で対象となる主な疾患でございます。今回の導入時点における対象の疾患でございますが、2つございます。1つが泌尿器科領域で前立腺がん、2つ目が消化器外科領域で直腸がん、こちらの2つとなります。保険診療で行えます手術の範囲は徐々に拡大をしておりまして、今後はその他の診療科、あるいは疾患への拡充を進めてまいります。  報告は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○副委員長 これより質疑を行います。 ◆小野 委員 今説明があった資料によると、メリットについては書かれていると思うんですけれども、デメリットはないのか、もしくはあるけれども書いていないのか、そこを教えてください。 ◎経営企画室長 デメリットと言いますか、今回の導入に関しましては、さらなる医療の質の向上に向けた取組、機器の導入ということでございます。いわゆる患者さんへの大きなデメリットといったところは、さらに質の向上に向けた取組というところで、我々としては考えているということでございます。 ◆小野 委員 このダヴィンチですけれども、ちょっと調べてみると、医療事故も複数存在しているみたいなんですけれども、そのあたりはどのように捉えていらっしゃいますか。 ◎施設用度課長 このダヴィンチの導入に当たりましては、当然、今まで町田市民病院としては使っていないものでしたので、新しく使う技術ということで、先ほども申し上げましたように、トレーニングというものを積んで進めてまいります。当初は、指導医というんですか、経験のある医師についていただいて、手術を進めて、習熟していくということを進め、そういった中で安全に運用していきたいと考えております。 ◆小野 委員 ありがとうございます。このメリットのところに、(1)低侵襲ということで、傷が少なくて済みますよということが挙げられている。一方で、この分野に詳しい専門家の見解では、想定外の大出血が起きたときの対応については、一番対応しやすいのが開腹、2番目がロボット支援、3番目として腹腔鏡ということで、必ずしもロボット支援が一番目には来ていないというような見解もあるところではありまして、低侵襲というメリットを挙げるならば、想定外の大出血等が起きたときは開腹のほうが対応しやすいとか、メリット、デメリットをしっかり提示した上で、患者さんへの説明をした上で判断してもらうというようなところは心がけていただきたいなとは思っているところなんですけれども、その点はいかがでしょうか。 ◎経営企画室長 その辺も含めて、いわゆる手術を受ける前の事前のご説明等に関しては、きちんと丁寧に行った上で手術を行うというところは、今までと同様、その点に関してもしっかりご説明していきたいと考えております。 ◎市民病院事務部長 ちょっと補足を。ダヴィンチの手術に限った話ではないんですけれども、手術を行う前に、必ず患者さんから同意書を頂く形になります。その際、担当の医師から説明をさせていただくんですけれども、このダヴィンチにつきましても、手術を行っている最中にそういった大量の出血が起こったとかといったような事態が発生した場合には、開腹手術に切り替えますというご説明は事前にはさせていただいて、ご同意をいただいて手術をするという形になります。 ◆小野 委員 先ほどご説明があった資料でメリットだけが書かれていたところが引っかかったので、念のため、患者さんにはそういうデメリットも説明するのか確認したかったので、ご質問させていただいたところで、納得しましたので、ありがとうございました。 ◆佐々木 委員 何点か伺いたいと思います。  今、来年の2月頃からスタートするということで、お医者さんとか医療従事者のトレーニングをしている最中ということなんですけれども、町田市民病院とか近隣では、内視鏡手術支援ロボットは初めてということなんですけれども、町田にいらっしゃるお医者さんの中には、ほかの病院なんかで実際この内視鏡手術支援ロボットを使ったことがある先生もいらっしゃるんでしょうか。 ◎市民病院総務課長 当院が今回導入するに当たりまして、ダヴィンチの指導をしていただける、要はダヴィンチ手術を既に行っている先生につきましては、大学病院のほうから、実際、症例数を多く経験を重ねている先生が、こちらのほうで当初一緒について指導しながら、今、うちのほうでトレーニングしているドクターと併せて一緒にやっていただけるということになりますので、町田市内というよりは大学のほうから来ていただくというようなことになります。 ◆佐々木 委員 ということは、ここでも泌尿器科とか消化器外科の先生方というのは、やっぱり、今まではこういったダヴィンチじゃなくても内視鏡のこういった支援ロボットというのはお使いになったことがなくて、専門の大学からいらした先生と一緒にトレーニングをしているということなんでしょうか。そうすると、今は主な対象となる患者さんというのは前立腺がんと直腸がんと書いてありますけれども、ふだんロボットを導入するしないの前の担当するお医者さんというのは、全員この機械が使えるように今トレーニングしているということなんでしょうか。 ◎市民病院総務課長 今、トレーニングをしているドクターにつきましては、ダヴィンチの専用のトレーニングセンターというものがございまして、そちらのほうに医師、あとは看護師、医療従事者のほうも、実際の操作をしながらトレーニングをしているというところでございます。ですので、今回、来て指導医となる先生はそちらのほうには行っていませんが、あくまでもダヴィンチ専用のトレーニングセンターのほうで今研修を積んでいるところです。  あと、実際手術をする先生については、泌尿器であれば泌尿器の先生全員がということではなくて、まずは1名の先生に資格を取ってやっていっていただくというような形で、今後はまたできるドクターを増やしていくということは当然のことながらありますが、まずはできるドクターをつくっていくということで、今市民病院のほうで取り組んでいるところです。 ◆佐々木 委員 そうすると、今のご説明だと、例えば、泌尿器科のほうでもお一人、もう1個、消化器のほうでもお一人、この機会にできる先生を1人ずつ、トレーニングでしっかりお願いするということなんでしょうか。 ◎市民病院総務課長 お見込みのとおりでございます。 ◆山下 委員 市民病院の話じゃないですけれども、市のほうで、前立腺がんの検診をやめましたということで、一昨年はかなり説明に回って、保健所のほうなんですか、苦慮されてやめるという判断をされたということで、そういう意味では、全体の検診で得られる患者さんというのは減ってしまうという言い方はおかしいですけれども、減るような状況になるんではないかと思ったわけです。一方で、手術自体は保険が適用になるとか、そういう環境下にはあるということなんですが、そういった点で、全体として、この需要というのがどんなふうに考えたらいいのかなというのがもし関連づけられて説明ができるのであれば、お願いしたいということ。  あともう一点が、多分、最新鋭の機器だということだと思うんですけれども、最近は、テレビでいろんなドクターが出てきて、そういう手術室なんかがいろんなものを映されるので、いろんなことをイメージするわけなんですけれども、こういったものを導入する際には、何らかの補助とか、財源の確保があったとか、そういうようなことも一つ起因しているものなのかとか、そこら辺について説明をいただければと思うんです。 ◎経営企画室長 まず、検診のお話なんですけれども、全体的な件数、あるいは影響といったところは、総括的に把握はしていないんですけれども、数字で見ますと、手術件数でいいますと、毎年30件程度の手術を行っているところでございます。ここ2年は、件数としては上振れしているというような状況はないんですけれども、今後、推移を見ながら対応を考えていく必要があるかなと考えております。  あともう一つ、実際に最新の機器というところで、財源的なところに関しては、当然、非常に高額な医療機器でございますので、いわゆる企業債といったところは財源として入れさせていただくと考えております。 ◆山下 委員 例えば、中核的な公立病院ということで、今の財源的なことでいえば、企業債を発行するということですから、何らかの交付金で対応できるような部分になっていくのかなと考えたわけですけれども、そういう意味では、全体の市民病院の企業債の発行の中では、基本的に平準化されている範囲内での対応なんだということなんでしょうか。 ◎経営企画室長 ほかの機器の購入に当たっての財源の考え方と基本的には同じ考え方で、財源確保は努めているというところでございます。 ◆吉田 委員 1点だけお尋ねです。先ほど訓練が専用の施設に行かれるように言われていましたが、現場の治療というのは、お医者さんと看護師さんがセットになって全部されているんですか。訓練の場合はお医者さんだけなのか、せっかく看護部長がいらっしゃっているので、お尋ねします。 ◎市民病院次長 やはり医師と看護師ではちょっとレベルが違いますので、まず、先生方たちは特別に別のコースがございますので、そこに行かれまして、その後に看護師、それから臨床工学技士と言いまして機械を担当する者たちとで一緒にやっていきます。もちろん外部からの先生がいらしたときにも、全ての職種がそろったところで、訓練とか、研修とかはさせていただいております。 ◆吉田 委員 では、今回の研修はお医者さんだけが対象になっているということですか。それとも、時間差で看護師さんも併せて行かれるようになるということですか。 ◎市民病院次長 マストで研修が必要になっているのは医師だけなんですけれども、きちんとグループで、その施設で看護師、それから臨床工学技士がやるコースがございますので、そちらのほうに派遣をしております。 ○副委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○副委員長 これをもって質疑を終結いたします。  以上でただいまの行政報告を終了いたします。  休憩いたします。              午前10時47分 休憩            ―――◇―――◇―――              午前10時55分 再開 ○副委員長 再開いたします。 △第101号議案(地域福祉部所管部分) ○副委員長 第101号議案を議題といたします。  本案のうち、地域福祉部所管部分について、提案者の説明を求めます。 ◎地域福祉部長 第101号議案 令和4年度(2022年度)町田市一般会計補正予算(第6号)のうち、地域福祉部所管分につきましてご説明申し上げます。  初めに、歳入予算でございます。  補正予算書の18ページをお開きください。  第15款、国庫支出金、項の1、国庫負担金、目の1、民生費国庫負担金、節の9、生活保護費負担金8,374万1,000円の増額は、歳出の増額補正に対する特定財源として計上するものでございます。  節の10、中国残留邦人等支援給付費負担金1,023万円の増額は、歳出の増額補正に対する特定財源として計上するものでございます。  節の11、特定中国残留邦人等配偶者支援金給付費負担金33万3,000円の増額は、歳出の増額補正に対する特定財源として計上するものでございます。  第16款、都支出金、項の1、都負担金、目の1、民生費都負担金、節の10、生活保護費負担金1,626万6,000円の増額は、歳出の増額補正に対する特定財源として計上するものでございます。  次に、歳出予算でございます。  26ページをお開きください。  第3款、民生費、項の3、生活保護費、目の1、生活援護費、説明欄の3、生活保護費1億1,165万5,000円の増額につきましては、生活扶助費、住宅扶助費、介護扶助費が当初の見込みを上回ったため、増額するものでございます。  説明欄の4、中国残留邦人等支援費1,397万4,000円の増額につきましては、中国残留邦人等支援給付費等が当初の見込みを上回ったため、増額するものでございます。  説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。 ○副委員長 これより質疑を行います。 ◆佐々木 委員 1つだけ、26ページなんですけれども、ご説明の生活保護費が当初より見込みを上回ったということなんですが、特徴的なことというのはコロナだけというか、コロナの中でどういった特徴的なことがあって増額になったのかお答えください。 ◎生活援護課長 増額の理由は、生活保護世帯の増加、生活保護受給者の増加ということでございます。コロナによる影響のものかどうかというのは、こちらも明確に判断ができるものではございませんけれども、やはりいろんな給付金ですとか、貸付金をお受けになった後でも、なかなか立て直しができないので、相談に見えるという事例は増えているように印象としては持っております。明確にそれが原因であるということまでは、こちらも申し上げる情報はございません。 ◆佐々木 委員 毎年、12月補正でも生活保護費というのは少し増額補正をする場合もあるんですけれども、今回の場合は金額的にどうなんでしょうか。見込みを1億円以上超えているんですけれども、その辺では多いということなんでしょうか。例年どおりなんですか。 ◎生活援護課長 今回については、それぞれ当初予算を組みますときには、前年ですとか、その前の年などの傾向を見て、いわゆる増減率、最近でいえば増加率になりますけれども、算出をしまして、2022年度なら2022年度の見込みを立てるわけでございますけれども、やはり年の途中で実績を見ながら今後の増加率を勘案すると、足りなくなってくるという繰り返しがございます。割合として極端に多いかというと、それほどのものではないとは思いますけれども、結果として、当初の見込みよりもやはりかかってしまっているというのが現状でございます。 ◆山下 委員 今のことに関連してなんですけれども、世帯とか人数的なことではどういうふうな推移というか、見込みも含めてこういう数字に補正をされるのかということ、数字的な部分では、人数であったり、世帯の関係でどういう変化があるのか確認をしたいんです。いわゆる受給者人数の対象者人数が増えるということじゃないということなのか、それとも、いわゆる対象者人数が増えると予測してということなのか、それであれば数字的なところはどうなっているのか、聞きたいんです。 ◎生活援護課長 今回、増額補正でございますので、基本的には最終的に見込んでいたよりも対象者が増えているということになります。傾向だけで申し上げると、対象者数の増える幅よりも対象世帯数が増えているというところがありますので、そういったものを見越しながら、このまま年度末を迎えるに当たっては、このくらいの想定人数になるということで計算をしている状況でございます。 ◆山下 委員 正確じゃないにしても、対象世帯数であったり、対象人数というのをどう見ればいいのか。割ればいいだけの話なのか、こっちでそういう計算をしてくださいよというご答弁なのか、そういう推移を聞きたいということなんですけれども。 ◎生活援護課長 実際には、受給世帯ですとか受給者数というのは、毎月、毎月計算をしているというか、実績を掛けているわけです。予算を組む段階においてはその増加率を見越していますので、例えば、受給世帯数というふうに比べますと、2021年度については5,923世帯という、これは年度末の世帯数ですけれども、これに比べて2.52%増加で6,072世帯という最終的な見込みがあるということ、それから、保護人員に関しましては、同様に、2021年度7,813人と比べ1.45%の増加を見込んでおりますので、7,926人となるような見込みで計算をしております。なお、この補正予算の計算においては、9月の時点で考えておりますので、毎月少しずつ変動はしているということでご了解をいただければと思います。 ◆山下 委員 当然、同じ世帯の方が年間を通してじゃないケースとかがあると思いますけれども、そうすると、今のこの数字でいいますと、毎年の状況というのは頭に入っていないんですけれども、月で考えると対象世帯数がぐっと増えているというようなイメージを、いわゆる延べ人数というよりは、月での世帯数というのは増えているというような状況で確認できるということなんでしょうか。 ◎生活援護課長 おっしゃるとおりで、先ほど申し上げました増加率というのは、実績からはじき出していますので、この増加率のまま今年度の3月まで見込みとして増えていくものと計算をしております。 ◆山下 委員 先ほど別な方の質疑の中で、冒頭で、給付金であったり、貸付金のことが触れられたんですけれども、その辺の市での対応以外の外部環境というんですか、そこの変化というのはあってということなんでしょうか。そこら辺を確認できないかと思うんですが。 ◎生活援護課長 外部変化ということで申し上げると、一番分かりやすいのが社会福祉協議会が行っておりました各種の貸付けがございまして、それらは金額も決まっていることと条件があること、それから回数などの制限がございましたので、それらで何とか立て直したいというようなお話を相談経過の中では伺うことがございます。もう万策尽きたではないんでしょうけれども、それ以降の目鼻がつかないというときに、具体的に、では、生活保護制度というものがあるけれどもというお話をさせていただいていることが多いかなと思っています。生活保護法は他法優先でございますので、ほかに活用できる制度がございましたら、そちらをまずご案内をした上で、それでもやはり次の方策が見当たらないというような場合には、私どものほうで具体的なご相談を受けることになっています。 ◆山下 委員 そうすると、別なことで何とかしのいできた方々がなかなか対応ができなくて、冒頭おっしゃられたように、市の生活保護で対応されていくということが今後さらに顕在化してくるというような中での数字と受け取ってよろしいんでしょうか。 ◎生活援護課長 そういう例もあるということなので、増減の理由につきましてはやはり様々なんです。当然、受給世帯が減っていくということもありますし、減っていく理由も幾つかございますけれども、増えたり、減ったりという様々な中でのトータルが増加傾向に転じているので、こういう形で数字としては現れてくるものと考えております。 ○副委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○副委員長 これをもって地域福祉部所管部分の質疑を終結いたします。 △行政報告相原地区及び小山地区における地域福祉コーディネーターの導入について) ○副委員長 行政報告相原地区及び小山地区における地域福祉コーディネーターの導入についてを議題といたします。  本件について、担当者の報告を求めます。
    地域福祉部長 相原地区及び小山地区における地域福祉コーディネーターの導入について行政報告させていただきます。  詳細につきましては、担当からご説明いたします。 ◎福祉総務課担当課長 それでは、相原地区及び小山地区における地域福祉コーディネーターの導入について報告させていただきます。  資料は、タブレットの82をご覧ください。  本件は、2022年第2回定例会の補正予算にてご可決いただきました相原地区及び小山地区における地域福祉コーディネーターの事業実施に係る報告でございます。  8050問題やダブルケアなど、複雑化、複合化した福祉の困りごとを抱えている方を早期に適切な支援機関につなげ、必要な支援を迅速に行うことができるよう、町田市地域ホッとプランに基づき、相原地区及び小山地区の2地区をモデル地区として、2023年1月4日から地域福祉コーディネーターを導入いたします。  次に、1、地域福祉コーディネーターの役割でございますが、4点ございます。アウトリーチを通じた継続的支援の実施、支援機関の役割分担の調整、社会への参加支援及び地域づくり支援、福祉の分野を横断した困りごと相談を実施いたします。  次のページをご覧ください。  2の事業実施手法でございますが、町田市社会福祉協議会へ業務委託をいたします。  次に、3の人員配置でございますが、4名配置し、4の活動拠点、相談窓口は相原町796-12に設置いたします。  次に、5の窓口開設日及び時間でございますが、休日、年末年始を除きまして、月曜日から土曜日の午前8時30分から午後5時まででございます。  次に、6の窓口名称でございますが、まちだ福祉〇ごとサポートセンター堺となりまして、7のとおり、2023年1月4日から事業を開始いたします。  最後に、8の周知方法でございますが、「広報まちだ」、市ホームページ、市メール配信サービス及びツイッターのほか、モデル地区内の町内会・自治会でチラシを回覧するとともに支援機関へチラシを配付し、周知を行います。  報告は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。 ○副委員長 これより質疑を行います。 ◆おぜき 委員 ご説明ありがとうございます。幾つか質疑させていただくんですが、まず、これはこれから内覧が始まるわけですよね。市民に対して実際の周知というのは、「広報まちだ」1月1日号と書いてありますが、ほかにはもう始まっているものはあるんですか。実際にもうやっているということなんですか。 ◎福祉総務課担当課長 そういう意味では、町内会・自治会の連合会のほうに個別にご説明に回ったり、あとは相原地区におきますと地区社会福祉協議会がございますので、そちらのほうにも事前に周知させていただいたり、また、関係する支援センター、例えば、高齢者支援センター、障がい者支援センターにおきましては、この導入に当たって様々な検討を庁内で行ってまいりましたけれども、その際の意見交換をさせていただいたりとか、さらには民生委員、児童委員のほうにもお話を入れさせていただいたりとか、そういった意味で、事前に周知のほうはさせていただけているというところでございます。 ◆おぜき 委員 1個気になっているのが、結局、相談は市民から寄せられるわけですよね。市民の方から見ると、具体的にどういったことを相談していいのかというのがなかなかぱっと浮かんでこないのかなと私自身もそう感じているんですが、具体的にどういった相談を受け付けるというようなことを想定していたりとか、あるいは、そういったことを市民に知らせていく必要があると思うんですが、その点についてのお考えを聞かせてもらいたいです。 ◎福祉総務課担当課長 相談を受け付けるということになりますけれども、相談を受け付ける手法として2点あるのかなと思っています。まず1点目が窓口をつくって受けるという形になります。その場合、どのようなことが想定されるかということになりますけれども、まずは、例えば、複雑化、複合化してダブルケアとか、あとはヤングケアラー、8050問題、要は、いろんなものが絡み合ってどこに相談したらいいか分からないという方が、まずは地域福祉コーディネーターにちょっと聞いてみよう、相談してみようというところで、ご本人が相談したいというご意思がある方に関しては、どこに相談したらいいか分からないというところが、まずは相談に来られる方が多いかなと想定しています。一方で、相談先がはっきりと分かっている方の場合は、しっかりとしたそういった高齢者のことであれば高齢者支援センター、障がい者支援センター、様々なところにそれぞれで伺えることがあるとは思うんです。なので、繰り返しますけれども、どこに行ったらいいか分からない方ということは、ご本人であれば想定されます。  また一方で、例えば、隣人の方の中でご心配な方がいる、地域の中でご心配な方がいるという方がいらっしゃる場合は、そういった方も、例えば、窓口または電話などでご相談を受けることも多くあろうかなと考えています。  さらには、住民の方だけではなくて、例えば支援機関、民生委員もそうですし、様々、高齢者支援センター、障がい者支援センターもそうなんですけれども、そういったところからも、なかなか支援に入っていけないというような、要はご本人が支援を受けるというようなことをなかなか認識がされていない、支援が必要なことを認識されていない、支援を拒否されていらっしゃるというようなところの方の情報も、もしかしたら、コーディネーターとしてお受けして、その上でご本人との間の関係性を構築して、支援が受けられるような状態をご本人との間の関係性の中で構築していくというようなところも担ってまいりますので、そういった相談も入ってくるということは想定しております。  一方で、もう1個の相談の受け方として、窓口ではなく直接情報を取りに行くというパターンがあります。それはアウトリーチという形で直接取りに伺うんですけれども、そういった場合においては、ご本人というのはあまり想定はしないかなと思っていまして、そういう意味でも、地域の方に心配な方がいる、こういったご家庭があるんだけれどもというところを地域の人に、様々な会合やイベントの会場を通じて、そういった情報を取得しながら、自らそういった方にアプローチしていくというようなこともあるということで認識しております。 ◆おぜき 委員 確かに、アウトリーチという言葉が散りばめられているわけです。それはそれで、確かにいろんな地域団体がありますから、そこに足を運んでくださって、そこで情報を収集して支援していくというのは大切なことなのかなと思っていますが、でも、市民からの相談を、当然、窓口、拠点もあるわけだから、排除しているわけじゃなくて、今のお話を伺うと、例えば、ダブルケアで悩んでいる方とか、8050とか、ヤングケアラーとか、そういったことでお困りの方は、ぜひご相談くださいとか、これから今やっている周知、広報にそういうのが載って、市民に訴えかけているものなのかというのは、ちょっと確認したいなと思いますが、どうでしょうか。 ◎福祉総務課担当課長 本日の資料にはございませんけれども、チラシを作成しておりまして、その中に、委員おっしゃられたような事例というところをしっかりと明記した上で、具体的な事例を入れながら周知をさせていただいているというところでございます。ただ、要望については、今、8050だったり、ダブルケアを全市民の方が認識しているかというところでは、なかなか難しい部分はありますので、もう少し砕いた表現で分かりやすい表現にさせていただいているというところはございます。 ◆おぜき 委員 ありがとうございます。ご理解もいただいているようなので、私の言っているのは、あくまで市民に響く相談の拠点があるんだということが伝わるようにお願いしたいなと思います。  あと1個は、堺地区ということなんですが、実際には相原駅の割と近くにあるということで、小山地区からちょっと遠いと言っていいのかよく分からないんですけれども、距離を感じる方ももしかしているのかなと思っているし、現実的には、やっぱり同じ旧堺村といっても、違う文化というか違う地区としてやってきているというのがあるので、そこら辺の小山地区に対する周知とか、アウトリーチの在り方というのは、何か違いがあったりするものなんでしょうか。 ◎福祉総務課担当課長 今回、堺地区の中でも相原の堺市民センターの近くにということで拠点を構えさせていただいておりますけれども、基本的にこの地域福祉コーディネーターについては、訪問を前提として配置をさせていただいているというところがございます。ただ、訪問をするので拠点を地域の中に置くというところでございますけれども、拠点を置く限りは、窓口のほうも併設して市民が使用しやすいような形を取りたいということで窓口を併設させていただいているところがございます。そのため、小山地区の方々にとっては、なかなか交通の便が難しいところはあるのかもしれませんが、一旦お電話をいただければ、ご訪問させていただいてお話を伺うということもできますので、また、場合によっては、どこか市の公的機関の近くの場所をちょっとお借りして、そこで相談を伺うということも検討できるのかなと思っていますので、近くに行ってということも考えておりますので、そういう意味では、丁寧な対応をさせていただきたいなと考えております。 ◆秋田 委員 複雑化、複合化したお困り事ということなので、社協でも恐らく経験値の高いエース級の方が担当してくださるのかなと思うんですけれども、今回従事していただく4名の方はどのような専門分野の方なのでしょうか。 ◎福祉総務課担当課長 そういう意味では、今回、社協が受託するに当たって、社会福祉協議会としてその準備を進めてきたということで、私は伺っております。というのも、先行市であります八王子市のほうに研修に行って実務を経験してきたりと、そういったところもあって、そういう経験をしている職員を配置しているということで伺っております。 ◆秋田 委員 例えばなんですけれども、つなげた先が、専門職ではない地域のボランティアの方の団体などにつなげた場合に、どのような支援が必要なのかといったアセスメントについて、つなげた先の団体にお任せするのか、どのように考えていますでしょうか。 ◎福祉総務課担当課長 地域福祉コーディネーターの役割として、関係性を構築できた支援が必要な方の課題をまずは整理するというのが一つ役割として出てきますので、そこの中でどういった課題があるのか、そこの根本の要因は何なのかというところを整理させていただいた上で、まずは公的支援機関のほうで対応を検討していくんですけれども、対応がなかなか難しいような場合においては、地域の中の民間の団体のほうにもご協力をお願いしていくというような形になりますので、そういう意味では、課題の整理の部分は地域福祉コーディネーターがまずは一旦担っていくというところでございます。 ◆秋田 委員 コーディネーターの方の役割について確認なんですけれども、実際に課題解決については、つなげた先の団体で行っていくと思うんですけれども、地域福祉コーディネーターの方はどこまで進行管理みたいなものをするのか、つなげたら一旦手が離れるのか、それともケースカンファレンスみたいなものにも参加するのか、課題がひとまず解決するまで担当するのか、いかがでしょうか。 ◎福祉総務課担当課長 地域福祉コーディネーターは、先ほど課題の整理をするというお話をさせていただきましたが、整理した上で必要な機関を集めて、その方の個別の支援をどのようにしていくかという検討会議のほうを開催させていただきます。そこには、必要な機関が集まって、どういった支援を入れていこうかと検討を行っていくんですけれども、そういった形で支援プランの検討を行って、支援機関の役割分担の調整をしてやっていくんですが、結果についても、どのようになったかというのは、支援機関側と連携しながら確認して、支援機関同士が、皆さんが共有できるような形で進めていくことになります。 ◆小野 委員 どこに相談していいか分からない方が気軽に相談できて、そして、専門の窓口につなぐということで、大変すばらしい取組であると期待しているところです。頂いた資料の言葉の意味を私自身が解釈を間違っていないか確認したいので、確認させていただきたいんですけれども、1の(4)の福祉の分野を横断した、この言葉の意味なんですけれども、福祉の中での高齢と障がいとかの横断のみならず、例えば、障がいと医療とか、福祉以外の分野との横断にも対応するという解釈でいいのかどうか、そこを教えていただけますか。 ◎福祉総務課担当課長 おっしゃるとおりでございまして、保健予防の部分も含めて対応させていただくというような考えでございます。 ◆山下 委員 毎回、いろいろお伺いさせてもらってありがとうございます。また、現場をすごく市の職員の方が回りながら体制を検討されているということもいろいろ情報を聞く限りは聞いていますので、今後とも、すごく頑張ってもらいたいなと思っているんです。  ただ、いろんな高齢化であったり、障がいがあったり、精神的なものであったりというのは、常に状況は変化していると、手を打つ時間がかかってしまうと複雑化というよりは深刻化していくという中で考えますと、やはり命に関わるような事態を家族内で引き起こしてしまうというようなケースというのは、食い止めていかなければいけないんだと思うんですけれども、まさにそのためのこういう地域福祉コーディネーターの役割もあろうかと思うんです。1つは、行政側の措置がどういうものが最終的に考えられるのかというところがちょっと見えていないような気もするんですけれども、そういったところに結びつけていくような判断というのもどこかでしていくケースも出てくるんだと思うんですが、そういった機能というのは、ここにはどういうふうにあるのかということをちょっと確認したいんです。 ◎福祉総務課担当課長 1つは、この地域福祉コーディネーター1人で全て判断するということではなくて、関係する支援機関と相談しながら一緒になって考えていくというのが、まず基本的なスタイルになってきますので、そういった緊急的な対応が必要な部分については、専門の支援機関のほうとの相談を入れながら、一緒に対応していくというところがあると思います。なので、1次対応をするに当たっても、専門機関のほうに確認をしながら現場で対応していくことも想定されるかなと思っていますし、また、例えば、警察だったり、消防だったりというところ等も含めて、連携はしていきたいなというような考えでありますので、そういった情報のやり取りというところは、もちろん個人情報の関係でご本人の同意がなければというところがありますので、そういったところにも気を配りながら連携していけたらなと考えています。 ◆山下 委員 例えば、市内で火災が起きたときにどういうことで起きたんですかとかということを聞いてみると、8050問題がより深刻化したケースのような情報はよくあるんですけれども、そういう意味では、結果的には、状況から見ると、手が打てていなかったケースというのはこれまでもあったと思うんです。ですから、そういう事例というものを、きちっとスタッフさんのほうで、悪い結果についての勉強になっちゃうと思うんですけれども、把握をしていくということも、ここでは警察との連携とかはあまり出てきてはいないですけれども、事例としては存在していると思うんです。ですから、そういうことは把握をしていたほうがいいんじゃないかと思うんですが、そういった意味での連携というのはどういう状況にあるのか確認をしたいんです。 ◎福祉総務課担当課長 まず、地域福祉コーディネーターとして様々な経験を今後されていくんだと思っています。そういった対応事例については、しっかりと蓄積をしていって、今回は相原地区小山地区になりますけれども、今後10地区で展開を目指していく中で、そういった情報はほかの地区でも共有できるようなところは今後考えていきたいなと思っています。それと、地区内での情報の蓄積というところがあります。それはコーディネーターだけではなくて、例えば、高齢者支援センター、障がい者支援センター、保健センター、様々な支援機関が地域の中にありますけれども、そういったところとの間では、連絡会というものを定期的に開催させていただいて、その中で、事例として共有したほうがいい案件については、共有しながらお互いのスキルというところを高めていって、さらなる連携を図れたらなと考えているというところでございます。 ○副委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○副委員長 これをもって質疑を終結いたします。  以上でただいまの行政報告を終了いたします。 △行政報告(「(仮称)まちだユニバーサル社会推進計画(第3次町田市福祉のまちづくり推進計画)」の素案に係る市民意見募集結果及び計画策定について) ○副委員長 行政報告、「(仮称)まちだユニバーサル社会推進計画(第3次町田市福祉のまちづくり推進計画)」の素案に係る市民意見募集結果及び計画策定についてを議題といたします。  本件について、担当者の報告を求めます。 ◎地域福祉部長 「(仮称)まちだユニバーサル社会推進計画(第3次町田市福祉のまちづくり推進計画)」の素案に係る市民意見募集結果及び計画策定について行政報告させていただきます。  詳細につきましては、担当からご説明いたします。 ◎福祉総務課長 それでは、「(仮称)まちだユニバーサル社会推進計画(第3次町田市福祉のまちづくり推進計画)」の素案に係る市民意見募集結果及び計画策定についてご報告いたします。  資料はタブレットの資料番号83番です。  まず、1ページをご覧ください。  本件は、令和4年第3回定例会にて報告いたしました市民意見募集を実施しましたので、その実施結果及び町田市福祉のまちづくり推進協議会の答申を踏まえた計画策定について報告するものでございます。  まず、1の市民意見募集結果でございますが、2022年9月15日から10月14日の期間で実施し、25名から52件のご意見をいただきました。  6ページをご覧ください。市民意見募集結果の概要をまとめております。計画の考え方に関するご意見が2件、ユニバーサル社会の実現に向けた取組に関するご意見が43件、次に、7ページですが、ユニバーサル社会推進体制に関するご意見が2件、その他のご意見が5件でございました。  それでは、資料の1ページにお戻りください。  2の計画策定でございます。  (1)の計画の内容ですが、概要版を用いてご説明いたします。  23ページをご覧ください。  1、計画策定の背景と目的の3段落目でございますが、町田市では、社会情勢の変化を踏まえ、これまで先駆的に取り組んできた市民にとって住みやすい福祉のまちづくりをさらに推し進めるため、新たな災害対策を加えたユニバーサル社会を実現する本計画を策定いたします。  次に、中段、2、計画名の変更でございますが、新たに目標を設定し事業の拡充に取り組むため、まちだユニバーサル社会推進計画(第3次町田市福祉のまちづくり推進計画)に計画名を改めます。  27ページをご覧ください。  計画の未来像、3つの目標、さらには3つの推進分野を位置づけております。  30ページをご覧ください。  本計画で取り組む30の推進事業の一覧でございます。  次に、40ページをご覧ください。  ユニバーサル社会推進体制でございますが、町田市福祉のまちづくり推進協議会との連携や市民、団体、事業者、関係機関との協働により事業を推進してまいります。  また資料の1ページにお戻りください。  2の(2)策定の経過でございますが、2022年3月に推進協議会へ諮問をいたしました。6月と9月には本委員会に計画策定に係る行政報告をしております。その後、市民意見募集を実施し、今回の行政報告に至っております。  最後に、(3)の計画の公表及び周知でございますが、行政報告終了後、市ホームページへの掲載や市庁舎1階市政情報課窓口での閲覧及び販売、市立図書館8館での閲覧により公表いたします。周知方法は、「広報まちだ」、市ホームページ、ツイッターを予定しております。  説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○副委員長 これより質疑を行います。 ◆佐々木 委員 中を見せていただいたんですけれども、市民からの意見募集ということで52の意見があって、見たら、生涯学習の障がい者青年学級についてというのが17件あって、3分の1が青年学級の意見だったんですけれども、策定に当たって、この意見というのは具体的にどういう形で反映されたのかどうか。 ◎福祉総務課長 当然、この意見は、教育委員会と共有しております。この意見等を参考にして、教育委員会のほうでは、これから青年学級の在り方について検討するという認識でございます。 ◆佐々木 委員 これは福祉のまちづくりをつくろうということなんですけれども、生涯学習のほうは福祉のまちづくりでも生涯学習のほうで検討するということになるんですか。 ◎福祉総務課長 所管といいますか、教育委員会の事業でございますので、ここに書いてある計画を基に、これから在り方について検討していかれるという認識でございます。 ◆山下 委員 今回、ユニバーサルという法律もあって、そういう言葉を使われていると思うんですけれども、そういう部分では、これまでの福祉の計画との違いというのを、まずは概要的にお伺いしたいのと、あと、いわゆる第三者評価というんですか、そういうものをどこかに盛り込んだ計画になっているのか、また、その具体的な内容についても確認ができればと思います。あとは、いわゆる他市との比較というものも今回取り入れているのかどうか、こういう計画を推進するに当たって、むしろちょっと違う基準で判断して比較していますよということがあれば、それはそれで確認をしたいと思うんですけれども、以上、大体3点お伺いしたいと思います。 ◎福祉総務課長 まず、ユニバーサルの点なんですけれども、やはりこのユニバーサルというのは、子どもから障がいをお持ちの方、高齢者、様々な方を対象にして、差別のない誰でも共存していかれる、そういった社会を実現するため、今回、また、いざというときの災害のときの対応についても盛り込んで策定しております。  次に、第三者評価なんですけれども、これは今までもやっているんですけれども、推進協議会のほうにこれをかけまして、次の計画策定までに協議会にかけまして、ご意見を伺ったりしております。あとは、毎年、自己評価というものを担当部署にお願いして、そういった評価をしてもらっているのと、今回、新しくこちらで各事業の実施状況について調査させていただいて、毎年、それを公表する、そういったことで対応してまいりたいと思っております。  他市との比較なんですけれども、やはり町田市は、こういった先駆的にやっておりますので、具体的にどの部分かというのはなかなか難しいんですけれども、他市の計画を参考にしながら策定を行っております。 ○副委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○副委員長 これをもって質疑を終結いたします。  以上でただいまの行政報告を終了いたします。  休憩いたします。              午前11時39分 休憩            ―――◇―――◇―――              午前11時44分 再開 ○副委員長 再開いたします。 △第101号議案(保健所所管部分) ○副委員長 第101号議案を議題といたします。  本案のうち、保健所所管部分について、提案者の説明を求めます。 ◎保健所長 第101号議案 令和4年度(2022年度)町田市一般会計補正予算(第6号)のうち、保健所所管分につきましてご説明申し上げます。  補正予算書の18ページをご覧ください。  初めに、歳入からご説明いたします。  第15款、国庫支出金、項の1、国庫負担金、目の2、衛生費国庫負担金の説明欄、新型コロナウイルス感染症入院医療療養費6,104万8,000円は、感染症法に基づく新型コロナウイルス感染症による入院患者の療養費の負担金でございます。
     第16款、都支出金、項の2、都補助金、目の3、衛生費都補助金の説明欄、新型コロナウイルス感染症緊急包括支援事業費1,739万8,000円は、新型コロナウイルス感染症に係る健康観察等対応業務のための人材派遣委託に対する補助金でございます。  続きまして、歳出についてご説明いたします。  補正予算書の27ページをご覧ください。  第4款、衛生費、項の1、保健衛生費、目の1、保健総務費の説明欄2、保健総務事務費1,739万8,000円は、新型コロナウイルス感染症に係る健康観察等対応業務のための人材派遣委託の経費でございます。  目の3、保健予防費の説明欄3、保健予防事務費8,139万8,000円は、新型コロナウイルス感染症医療費に係る経費でございます。  その下の説明欄4、保健栄養事業費6万5,000円は、食育推進委員会の欠席等により報償費を減額するものでございます。  説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。 ○副委員長 これより質疑を行います。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○副委員長 これをもって保健所所管部分の質疑を終結いたします。 △行政報告新型コロナウイルスワクチン接種事業について(その7)) ○副委員長 行政報告新型コロナウイルスワクチン接種事業について(その7)を議題といたします。  本件について、担当者の報告を求めます。 ◎保健所長 新型コロナウイルスワクチン接種事業についてご報告いたします。  詳細につきましては、担当からご説明申し上げます。 ◎臨時接種担当課長 それでは、行政報告新型コロナウイルスワクチン接種事業について(その7)についてご報告させていただきます。  タブレットの資料番号84の1ページ目をご覧ください。  まず、1、新型コロナワクチン接種間隔の短縮についてご報告させていただきます。9月下旬から開始されたオミクロン株対応ワクチンの接種につきましては、当初、接種間隔を5か月以上空けることとされておりましたが、国の通知に基づき10月21日から3か月以上に短縮されました。このことにつきましては、「広報まちだ」や町田市ホームページのほか、町内会や自治会の皆様にご協力をいただき、回覧板でお知らせさせていただいております。加えまして、ツイッターなどのSNSサービスですとか、あと、市内路線バスの車内でのデジタルサイネージでの動画放映などを通じまして、広く周知を図っております。  続きまして、2、生後6か月から4歳までの乳幼児に対する新型コロナワクチン接種について報告させていただきます。市では、乳幼児に対するワクチン接種を町田市医師会との共同で、市健康福祉会館において集団接種の形式で定期的に実施いたしております。乳幼児接種に用いるワクチンは合計3回接種することとされており、今回の集団接種につきましては必要な接種間隔を加味した日程といたしております。これまでに、11月20日、27日及び12月4日、11日と計4回、いずれも日曜日に実施させていただいております。  続きまして、3、接種状況についてご説明させていただきます。まず、1、2回目の接種状況につきましては、前回定例会でご報告させていただいた状況とほぼ変わりはございません。3回目接種につきましては、約70%の方に接種いただいており、4回目接種では、60歳以上の方のうち、およそ80%の方に接種いただいているところでございます。また、5回目接種の状況につきましては、約13%となっております。  報告は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○副委員長 これより質疑を行います。 ◆山下 委員 全体として、本当にかなり一生懸命やられていると、私もワクチン接種に行くといつもそう思うんですけれども、マスコミの報道なんかでは、やっぱり副反応でかなり深刻な状況があったりするということで、そういったことについての問合せがテレビを見た方とか、市民の方からあるんですけれども、こうしたことについての市としての共通した対応というのは、何か定まっているのか。というのは、以前に、派遣されたお医者さんのほうから、たまたま、ここの会場にはこれがなかったとか、そういうような声をいただいたことがあったんですけれども、そういう部分での共通認識であったり、対応の仕方というのは、定まっているのかどうか確認をしたいと思うんです。 ◎山形 保健総務課担当課長 接種会場における周知方法としましては、実際にアナフィラキシーショックなどの副反応が起こった場合についてのマニュアルのほうを策定して、集団接種会場はもちろん、医師会側に行っていただいている個別接種についても徹底をさせていただいています。報道などでもされていましたが、エピペンですとか、乳幼児接種ですとボスミンというようなエピペン代わるものがあるんですけれども、そちらについては、医師会の先生方の意見を聞きながら各会場には設置のほうをさせていただいておりますし、1つ事件がございましたけれども、その後に再度徹底というか、情報提供などはさせていただいているという状況でございます。 ○副委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○副委員長 これをもって質疑を終結いたします。  以上でただいまの行政報告を終了いたします。 ○副委員長 休憩いたします。              午前11時49分 休憩            ―――◇―――◇―――              午前11時52分 再開 ○副委員長 再開いたします。  これより第101号議案のうち、当委員会所管部分について討論を行います。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○副委員長 これをもって討論を終結いたします。  これより採決を行います。  第101号議案のうち、当委員会所管部分について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。    (賛成者挙手) ○副委員長 挙手全員であります。よって第101号議案のうち、当委員会所管部分については原案のとおり可決すべきものと決しました。  休憩いたします。              午前11時53分 休憩            ―――◇―――◇―――              午前11時54分 再開 ○副委員長 再開いたします。 △特定事件の継続調査申し出について ○副委員長 特定事件の継続調査申し出を議題といたします。  特定事件の継続調査申し出については、お手元にご配付してあります内容で議長に申出することにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○副委員長 ご異議なしと認め、そのように決定させていただきます。  以上ですべての案件の審査が終了いたしました。  これをもって健康福祉常任委員会を閉会いたします。              午前11時55分 散会...